

本誌に載らなかったオンラインだけの写真。撮影条件も紹介します。
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巨大な熱核融合炉のような太陽。人類がずっと抱いてきたそのメカニズムへの疑問が、ようやく明らかにされつつある。
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ガリレオをはじめとする天文学者が、太陽の表面を横切る黒っぽい点に気づいてから400年たった今でも、太陽は多くの謎に包まれている。この20年、高精度のコンピューター・モデルや新しい観測装置の登場で、太陽研究は新たな段階に進もうとしている。
詳しくは本誌をお読みください。
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今回の特集に関してもっと知りたい方に、参考となる情報を提供します。

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パーフェクトストーム
1991年の秋、西大西洋の上空で高気圧と低気圧がぶつかり、猛烈な嵐が発生した。米国立測候所はこの嵐をパーフェクトストームと呼んだ。この嵐は北米の東海岸全域に大きな被害をもたらし、メカジキ漁船アンドレア・ゲイル号を乗組員もろとも遭難させた。地球の天気は、たとえパーフェクトストームのような大災害をもたらすものであっても、私たちにはなじみ深い。それは予測可能であり、発生の仕組みもわかっている。
では宇宙の天気はどうだろう。実際、太陽は巨大な嵐を引き起こし、地球に深刻な影響をおよぼすことがある。2003年の10月終わりから11月初めの2週間、太陽フレアとコロナ大規模ガス噴出(CME)が発生したのはよく知られている。だがその強烈さにもかかわらず、衛星や通信システム、配電網など日常生活に不可欠な技術が被った被害は予想以下だった。それでもこうした宇宙の荒天により、通常見られるよりはるか南の地域(南半球の北寄り)で、まばゆいオーロラが観測されている。
宇宙の天気が昨年の秋以上に荒れると、どうなるだろう。145年前の1859年、そうした荒天が発生したことがある。この年、観測史上最も強烈な嵐が地球を襲った。太陽のパーフェクトストームと称されるこの現象を引き起こしたのは、コロナ大規模ガス噴出である。磁気が強くきわめて動きの速い、この巨大な荷電ガスの雲は、17時間40分かかって地球に到達した。太陽の嵐の到達時間がこの記録を上回ったのは、1972年8月の1度だけである。145年前のCMEは速度、規模、強度のいずれの点でもずば抜けていたが、これが歴史的規模の磁気嵐になった理由は、このCMEの磁場極性が地球と正反対だったためだ。コロナ大規模ガス噴出が地球を守る磁気圏に衝突すると、太陽風磁場と地球磁場が結合して、強烈な電力を地球の大気圏上空に送り込んだ。開発されて間もない当時の電信システムの電気回路はこの電力に圧倒され、アメリカとヨーロッパの一部地域で電信回線がショートした。また広い範囲にわたって火事が発生した。
太陽のパーフェクトストームが再び発生することはあるだろうか。答えはイエスであり、もし発生したらそれは現代の技術システムを麻痺させる。科学者たちは、発生時期を正確に予測することはできない。しかし宇宙の嵐が地上の嵐と同じくらい現代の生活に重大な影響を及ぼすことは間違いない。
1859年のパーフェクトストームについては、『ジャーナル・オブ・ジオフィジカル・リサーチ』(2003年A7号108巻)の「1859年9月1、2日の巨大磁気嵐("The extreme magnetic storm of 1-2 September 1859")」(ツルタニ・B・T、その他著)を参照して欲しい。
――バーバラ・W・マコーネル
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2001年11月号「オーロラ 夜空を彩る神秘の光」
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