第4章 1921-1956 カラー革命と第一期黄金時代

第1回 山本五十六はナショジオの読者だった

 今回から第4章として、1921年から56年まで35年間の出来事を紹介いたします。

 この間には、世界大恐慌があり、(いまのところ)史上最大の世界大戦が起こり、続いて冷戦と、世界は大きく様変わりしました。

 それにしてはずいぶん長い区切り方だって?

 中の人もそう思います(笑)

 でも、これでいいんです。『ナショナル ジオグラフィック』としては。

 なぜなら、ずっとグロブナーの体制でしたから。

 この間、ナショジオは第一期ともいえる黄金時代を迎えました。

 厳密に言えば、グロブナーが編集長を辞めたのは1954年です。任期は51年間。世界中のどこを見ても、こんなに長い間、ひとつの雑誌の編集長をつとめた人はいません。

 だって、大学を卒業して間もなくから78歳までですよ! 雑誌自体が50年以上続くだけでも珍しいのに、こんなに若くして編集長になるうえ、78歳まで現役でいられる人なんているわけがありません。

 と思ったら、もっと長い人がいました。それも日本に!!